滝川昌之のお気に入りの歌一覧
翠燕
寒風に 木々染められし 暖色に 相異なりて 有無相通ずる
6
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蔓葵
いろふかく染めぬ紅葉はあらし山風もにしきの秋の夕暮れ
15
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名鈴
我が夫に 人の例に 準へぬ 心慰む 言の葉 語らむ
9
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舞
教えひとミサに集える日の本の民にかけたる慈悲のロザリオ
9
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び わ
ああ寒い家内差し入れ塩せんべい口に含んで降る雨見詰め
4
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横井 信
麻痺のこる足でも秋の野を行けば風に流れるもみじと踊る
16
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夢士
柿落葉からからからと道走る吾も負けじとひたひた走る
6
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うすべに
うつむいた鼻先かすめ舞う枯れ葉 でもうれしそう散歩の老犬
7
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天鳥
できるわとぎゅっと詰めたやることリスト年末までにできず年越し
8
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ななかまど
もみじ葉を右にひだりに散らかして木枯らしの素手えりもとさわる
13
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河のほとり
わび果つるこの世ならまし月雪も花もあはれを教へざりせば
8
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寝惚亭奥地新吾
山茶花の咲き始めたる生け垣の空を覆える雪待ちの雲
5
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河のほとり
さびしさに心ばかりぞめぐり逢ふ空のしるべを月にまかせて
10
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河のほとり
なぐさむる星の光もはるかなるあら野の果てを知る人もなし
8
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び わ
手話学習家内の薦め受けいれて早速準備変化あるかも
3
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名鈴
学び舎は ひとつではなし きみはいい子 何でも話して どこまでも歩め
5
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行宮偏(仮之名)
一ツトセ人の元には人祖あり堕罪にかわりがないからはコノ
3
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行宮偏(仮之名)
あの日からという日のこと振りかえるたびもみじ葉のうつろわぬいろ
7
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横井 信
朝焼けに雲の辿った空の道そっと目で追うひかりの出口
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河のほとり
もみぢ葉の色ぞゆかしきまよへとて山路をこむる霧の絶え間に
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