さいおんのお気に入りの歌一覧
名鈴
思ひ余り 涙耐へざる 閨の内 如何したると 問ふ人も無し
22
もっと見る
恣翁
カラタチの垣に掛かれる蜘蛛の網を 紅く染めたる車の尾灯
13
もっと見る
音弥
命尽き捜査息子が完了す事件解決半世紀要す
9
もっと見る
ななかまど
霜月のひかり浮きいる湯の波に思い起こせり師走の雑事
10
もっと見る
きくゑ
北の地の焼鹿肉を噛みしめてコルク砕ける赤葡萄酒かな
6
もっと見る
ひげじぃ
枯れ葉落つ裸木なでて薄ら日の陽はおおらかに雲間もれ来し
9
もっと見る
桃山
冬来れば春も近しと期待する気持ちも今はうわの空かな
10
もっと見る
橘
どれかひとつ欠けても変わる形ならいっそ全ての崩壊を望む
6
もっと見る
滝川昌之
主演より助演の動きが味を出す放送作家の引き出ししだい
14
もっと見る
河のほとり
富士の嶺の白きを見れば荒磯の波も雪かとまがへつるかな
10
もっと見る
灰色猫
心から愛してくれた温もりは笑顔は消去できないんだな
10
もっと見る
灰色猫
お互いに互いの安否を気づかって寄り添う木々が焼き捨てられる
14
もっと見る
卓
秋ふかく 枯れ木は揺れて寒空に 散る枯れ葉より 儚き身知る
6
もっと見る
舞
朝焼けのうす紅色のむら雲のかなたに白き冬の三日月
10
もっと見る
名鈴
一日経ば 三年も待てる 心地して 忽ちに来る 千五百秋かな
20
もっと見る
朝比奈
静謐の森に響きし単音を求めて見入る野鳥の営み
12
もっと見る
ひげじぃ
温泉の湯気に吐息はまぎれこみ露天のぼりつ星々に消ゆ
12
もっと見る
へし切
さざんかの花咲き初めて 生垣の色も華やぐ 冬近し頃
18
もっと見る
紫草
「ペイ、ペイ」とレジが声出すコンビニの昭和は遥か遠くなりたり
11
もっと見る
ななかまど
いつも寄る珈琲店のわが椅子の作る時間に身を置く至福
14
もっと見る
[1]
<<
111
|
112
|
113
|
114
|
115
|
116
|
117
|
118
|
119
|
120
|
121
>>
[156]