五穀米のお気に入りの歌一覧
紫苑
心にもなきつよがりを言ひおいて別れ来し夜になみだをゆるす
7
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恣翁
月のなき初秋の夜の桟橋で 海峡渡る風に吹かれむ
29
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詠み人知らず
できるなら晴読む雨読む一日中 活字の毒にあたっていたい
16
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浅草大将
奧山にひとつ残りし花つまはかれなで鹿の訪ふを待つらむ
12
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紫苑
さしまねく白きてのひら野のすゑにひと待ちがほのコスモス揺るる
10
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舞
朝焼けを映して高くうろこ雲見上げて新た今日の一日
12
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falcon
咲く花の雌蘂羞じらふ少年のひとみ愛しき乙女座の薔薇
9
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桜園
芭蕉忌に奧の細道よみたれば漂泊の思ひいと傳はれり
13
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詠み人知らず
上腕なら三頭筋に隠された 強かさこそ憧れるべし
14
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桜園
秋深み風の冷えきし夕べにはおでんをたいて家族を待てり
17
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浅草大将
月のかげさし出の磯を吹く風に露ぞしぶきてをばな浪よる
6
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光源氏
立ち離る御蔭を濡らす京の雨いづこに至る永久の玉梓
7
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詠み人知らず
抑止した百と八つの情動は もんじゅのごとくまた増殖す
9
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光源氏
惑へどもかひなき舟にすべはなし流れにまかす夜の賀茂川
14
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光源氏
おきまよふ嵯峨の時雨に佇めばつれなき戀に騒ぐもみぢ葉
7
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南 骸骨
冷たきを取り込みたくて開け放つ窓より最後の蚊が忍び込む
4
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遠井 海
りぼん読み乙女時代を通過したアラフォーはまだ姫になりたい
15
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まがね
頭垂れ迎える稲穂に囲まれた花道の先定食屋あり
18
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どるちぇ
降りそそぐ陽射しは君の声に似て この胸の澱 静かに溶かす
11
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桜園
木犀の香をたきつつ文かきて彼の友思ふ秋の夜長に
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