横井 信のお気に入りの歌一覧
芳立
息するはかくも難きかぬばたまの夜のかぎりにマスク外しつ
6
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恣翁
続けたる透析治療に それなりの元気を貰ふと 賀状に記す
14
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桃山
重たげに歩む姿は確実に母のいたわり滲み出ており
8
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橘
街路には枯葉もなくて寒々と歳の暮れ行くのみを待つかな
9
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名鈴
明かき朝 暗き心地で 目覚むるも 生きたればこそ 幾度もあれ
9
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音弥
いま誰か急を要すと深更に鳴るサイレンの音を聞きつつ
18
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只野ハル
銭湯の柚子に混じって浮いているラバーダックは僕のようだね
7
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Chico
くぐもれる世界史をいま生くきみにはろばろとした余白あかるき
11
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舞
オジサンが本屋片隅あれこれと絵本を選ぶ心細げに
11
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び わ
悪い事確かにそうだが熟考し致命傷にはならないように
5
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KEN
翔ぶ影は ゐたもすべなみ 雪に消え 哭のみとよめく 天の白鳥
12
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渡 弘道
下駄の音振れ合う袖に胸の音今宵の膳は酒控え目に
4
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灰色猫
白月の夜を冴え冴えゆく舟は天の銀河を遊泳せめり
11
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灰色猫
桃色に悴むその手ご褒美に雪に凍ゆる髪をなでずや
13
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灰色猫
悠久の波が洗ひし石ころを宝のごとく集めしぞかし
11
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灰色猫
夜の海を渡るるために天を見ば北斗の星に死兆星あり
10
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灰色猫
白妙の君の素肌と溶けあひて今宵は時の針を折らばや
13
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わかばみち
嬉々として歌を詠んでると言う父よ「我も詠んでる」言えないけどね
9
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谷村思亜
神様の 元にいられるのであれば 火あぶりでいい縛り首でいい
3
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朔夜
一年のいいもわるいも呑み込んで百と八つの煩悩の鐘
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