KENのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
筆塚は天神様の裏庭で飛び来た梅を記しつづける
13
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横井 信
如月の月のひかりに凍りつく屋根を見渡し昇った朝陽
11
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横井 信
軽快なリズムをずっと繰り返す冬の広場のブレてく景色
10
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舞
如月の真白の雪の静やかに埋もれてこもる我と妻とは
8
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滝川昌之
残忍な 銀杏裸木 早春の 明けの望月 見上げては突く
10
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茂作
柔らかな空に伸び行く玉葱の葉の 疑ひ知らぬ眞つ直ぐな夢
11
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横井 信
食卓で子供の横に積み上げた本を読んでく二月のテスト
9
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滝川昌之
パイプ椅子 卒業予行に並べれば 試奏のピアノにしばし止まる手
11
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茂作
土起こし眠り破られ蟲たちが 慌て驅け込む朽葉の假宿
12
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時計台
虹と雪 札幌五輪の頃の我 ラージヒルより未来へ飛翔
5
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へし切
仏前に君は微笑み 「老けたね」と 時の随に吾を揶揄ふ
10
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御宿川蝉
朝夕の 寒さに耐へて 立春の 陽射しきらめく蝋梅の花
14
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ななかまど
温みもつ風吹きたれば雪とけて春目覚め知る土の触覚
12
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茂作
朝未だきシャベルの音に起こされて みんな集まる路の雪掻き
14
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時計台
オリーブの枝葉見ゆれば 向きさまざま なるほどこれが平和の象徴
8
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ななかまど
寒たえる心とからだ潮風にさらして春のきざし探らん
10
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横井 信
まあ良いと顔をあげれば目に入るちょっと春めく朝陽の角度
11
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舞
父逝くにゆずり葉と言う母もなく時をたどりて我もゆずり葉
7
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滝川昌之
鍵山に次を残した銀メダル若き伸びしろ清し銀盤
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うすべに
落日に長い影ひきゆっくりと 歩む老人追い越すボール
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