うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
梅が香になにをかのせんたとうれば夜より軽きひとひらの恋
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天堂秋男
帰路に就き 飯を食らって 湯を浴びて 床に就くまで 一言も無し
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栞
幾たびも自分の心を殺めつつ守った居場所をまだ放せない
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栞
首傾げ撫でられやすい形してわたしを見上げる猫の狡さよ
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ほたる
レストラン「ブルーベリー」は森の中 小説みたいな二人だったね
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笑能子
さばさばと己の業をこなしおく止まりて濁り誰も得せず
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竹本未來
君の声あたしのなかで降り続くやわらかな音やさしい小雨
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はづき生
夜おそく残業ありて細道を歩き家人の帰りきたりて
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向日葵
辛ければ左手上げてと言う歯科医 こんな言葉は君から聞きたい
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ゆら
「遊楽のランチプレート美味しいよ」今日こそ言うの「今度どうかな」
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浅草大将
白浪のあは津の浜に立ちて聞く霞晴らすをまつ風の音
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紫苑
泥濘を逃れ遂せる生はあらじ地獄の赤い月を見るとも
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詠み人知らず
口角をきゅっと結んでそうすればきっとそのうち嘘じゃなくなる
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ほたる
蜂蜜の とろける夜の幻影は 雨に濡れてる高層のビル
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ほたる
十七時 古びた庁舎の白壁の 綻びにさえ 忍ぶ雨 雨
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ほたる
広重の絵のように降る春の雨 音も時間も沈みゆく午後
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ほたる
信念とか 理想なんかは何もなく ただそこに降る 美しき雨
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じゆん
ブルースを奏でる僕の六弦の悲しき悲しき悲しき玩具
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詠み人知らず
「こんにちわ いらっしゃいませ」口角を上げているから泣かなくてすむ
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鷹雪
朝飯の卵の硬さと同じくらい世界はかけがえなく無意味です
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