うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さる
老ひ仲間 言ひ負かされて 悔しさに将棋をするも また負けるわれ
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詠み人知らず
ひとはひと 自分のかたち貫かむ 云ふは容易きことと知れども
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はづき生
このキーはどこまで続いているのだろうインターネット画面に向かう
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詠み人知らず
まりつきはクラスで一番だったけどキャッチボールは今もできない
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詠み人知らず
受け止めるひとはいなくてただずっと まりつきをする まりつきをした
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詠み人知らず
君だけに投げたボールがいつまでも校庭の隅に転がっている
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凍
二人で聴いた歌手が盛大に逝く 僕らの過去もひっそりと逝く
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のびのび
進むべき道というよりＵターンしたとて戻る場所がないんだ
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のびのび
僕の手に程よく納まるおわん型ゆっくりほぐすから声を聴かせて
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星野冴子
幻想の君に恋するせつなさに真実なんて欠片もないのに
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宇津つよし
うつくしい訳ないけれど午後六時 背中が光るドブネズミ萌え
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詩月恵
珈琲のなかの氷が困ってた 二人が終わる予感がしたから
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笑能子
内圧を少し下げ居て解き措くまだ先長き五月であれば
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ふみまろ
白き闇ゆくぬばたまの流星を追いかけてまだ眠れぬ夜を
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赤橙黄緑
藤棚に下がる種の中身はねカエルなんだよ。と信じてた頃
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赤橙黄緑
閉じ込めて蟻の生態見るような狭い世界がそこにはあった
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椿
あしたてふ日は考えず目の前にあることをこのときただやりとげむ
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椿
この我も春のすかんぽなかぞらの闇を吹く風をば仕舞ひおく
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銀ねず
浮かばないからだを底に横たえて息止めている言葉と俺と
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銀ねず
きらめける彗星の尾に触れたりし言葉祀らんこの静寂に
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