うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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こるちぞう
靜寂として振り向き見れば猫樣が開けてくれよとぢつと見てゐる
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舞
絹ごしに白き艶肌色そむは冷やっこへとひと差す醤油
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トウジさん
焼き餅は砂糖醤油がごちそうと兄妹喰らう母の手作り
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へし切
青空の下にさくらは咲き初めて 春爛漫のいつもの小路
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秋蒔こむぎ
時を止め愛しきあの日留めたる約束かけた乾燥花
7
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久迷仙人
腦震盪心配ないねキツツキ君先祖傳來石頭
1
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凌霄花
茜さす吉備路弥生の風やさし母の背にき聴く子守り唄のごと
17
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なりあきら
菜の花が 黄色く染める 川べりで 鶯色の メジロが遊ぶ
5
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虹岡思惟造
春泥に落ちて羽虫の断末魔助けるべきか踏み潰すべきか
5
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舞
何気なく日々ゆく道の傍らの歩みとめさす桜木の芽
17
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ＫＥＮ
ほつれたる 椿の衣 繕ひぬ 杉の木漏れ日 縫ひ針に変へ
17
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び わ
彼岸入り桜も迎え暖かく庭の草木と共に楽しみ
7
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ひな ろくろう
ピーナツが疊の上に落ちてをり得した如く拾ひて食べる
2
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更紗
捨てた過去 忘れたはずの君の声 消し忘れてた動画に残り
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茂作
ゐたづらに髮かき揚げてすれ違ふ 少女は知るや君の色香を
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横井 信
川音を聞いて歩けばヒヨドリの花を巡りて夕陽に染まる
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鞘森天十里
どんな表情明日は見せてくれるかな遊び疲れて寝る元保護猫
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広葉樹
ごみ出しの朝の挨拶さくら咲く見知らぬ隣人にひとこゑ掛けて
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杜鵑草
にぎはひの戎橋から御堂筋 昏き水面の波立つまでも
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杜鵑草
つれなしや上洛大儀と勞ぎられば尻尾のひとつも振らましものを
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