うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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鞘森天十里
花冷えの夜も心も温かりし寄り添ひ寝ぬる猫のをるゆゑ
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ななかまど
萌黄色が一雨ごとに増す庭の新芽燃え立つ枯芝のなか
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うすべに
なたね梅雨 厚い上着に着替えても花のいのちの長らえるなら
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夕桐
肌寒い春の時雨は傘でゆく愛車を汚すわけにはゆかぬ
13
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虹岡思惟造
牛とはまた大仰な蝸牛まいまいあたりがちょうどお似合い
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谷村思亜
おちこちに花と花とは重なりて 豊かな愛を示しけるかも
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谷村思亜
薄紅のその花色が告ぐるのは 無尽蔵なるやさしき思い
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谷村思亜
花咲けるごとに世人は驚きぬ さくらさくらなれの荘厳
8
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谷村思亜
永久にここに留まれ桜花 つかの間の色はあまりにやさし
8
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谷村思亜
幻の花その色は薄紅に荘厳に咲き荘厳に散る
7
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詠み人知らず
鰙の佃煮 輝く半額シール はた、と目が合い 思わず正座す
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鞘森天十里
満開の桜の脇で満開の馬酔木房なり虫さへ寄らず
5
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広葉樹
花びらの淡きくれなゐひとひらの散りひらひらのゆくへ知らずも
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夕桐
甘辛の焼きとうきびが沁みわたるベンチの上にはリラの花咲く
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へし切
雨降って 地固まると言ふように 平和の訪れ願う春の日
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ひな ろくろう
じわじわとアメーバの如く廣がるはテレビに映る雨の天氣圖
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久迷仙人
追ひ越しの乙女の香り春の宵 自轉車道にしばし漂ふ
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舞
給料日 妻と贅沢 回る寿司 ささやかな幸 分かち合いつつ
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び わ
囲碁の道勝も負けるも晴れ晴れと相手尊重筋を正しく
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更紗
いつになく君の仕草が気になって始まった恋にうろたえている
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