うたの一覧 (カテゴリー：時事 並び替え：新着順)
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芳立
名のままに残るも憂しや逝く春をおくるばかりの末の松山
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芳立
かたちみな崩れざらめや三月の地震酔ひからさめぬ眩暈に
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みみ松
もし君がうちに来るならブルーシートまだそのままの屋根目印に
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さる
被災地に皇帝のご慰問が人らに勇気与へ給ふと
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芳立
黄砂よりましと知つたか王さんの店は本日再開あるよ
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紫苑
異国とて彼の血に溶けむそらみつ大和にあらめ怒鳴門鬼韻
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きさ
富士山に向かって祈るよ あの空のずっと向こうが東北だから
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影
陰りゆく 沈む邂逅 かんがみて この目にうつる ときの潮騷
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芳立
蓬生となりにしものを菜の花はむかしの春に咲きわたるなり
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風橋 平
浪江から一足先に持ち出したレシートにさえ潮の香はせず
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芳立
居間、厨、閨なりしものありしものただ瓦礫とぞ名づけられたる
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那緒
見たくないニュースはあえて見ずにおく検索窓に「夢」入力す
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くま太郎
仕事やめ季節は夏が迫り来る時間・感覚流れるままに
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那緒
感覚は不確かなもの「ほんとう」を知る情報を探しています
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柊子
雨の日の 名残を踏みつけ 歩き出す明日はきっと 今日より晴れる
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トーヤ
返信で驚くことになれられず普段ならない携帯電話
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大獏
ひとりなら笑い悲しみ生きることひとりのぶんの軽さにゆらぐ
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風橋 平
磐城野よ海へ落ちゆく汝はふるえ七十粁の生傷をもつ
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光源氏
國といふ字の成り立ちをかんがみて今の平和と爭ひを思ふ
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山田杜魚
生まれ出る悩みを深く身に沈めアトムの眠りつける水棺
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