うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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たんぽぽすずめ。
めらめらと焚火を燃やす引き換えの如きくぬぎの樹液なりらむ
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たんぽぽすずめ。
まだ少し夏めく肌に揺らぐ羽扇子の風は丁度良きかな
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そらの珊瑚
木枯らしに耐えてこそ咲く美しき花を想いて球根を置く
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恣翁
縮緬の 月映す面に 浮く島は 銀盤の上の 巻貝に似る
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由良
朝にはもう蝉が鳴かないさみしさと心地よい風混ざらないまま
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まるえふ
秋色の風を感じる僕なのさヘーキションチキショー秋の花粉だ
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ゆうくん
山裾に 透明な風 舞い降りて もみじを染める 秋の炎に
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みやこうまし
木犀の花かんざしの風に揺れきらきら散れば金箔の渦
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ぎんこ
幼生と 似ても似つかぬ姿して草かげろうは朝に旅立つ
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しまじま
見下ろせば ころも多彩に 絹模樣 うろこ雲らの 見物なるぞ
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芳立
からころもたつ秋風はみえねども穂波にかへす夕の日のいろ
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笑能子
疎らなる袖の長さに惑いつつ暦の上は通常運行
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さる
コスモスのゆれるを見れば秋風に天高くして馬も肥へるか
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悠々
ぬくめ酒湯呑まはして肩寄せる假設住宅に冬の足音
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半格斎
こうべ垂れ尾花の叢や道の邊に流るるあさ霧銀ねずのなか
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恣翁
墓地に咲く 彼岸花こそ 似たんめれ 水子供養の 風車にを
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紫苑
秋風に目を覚まししや葉陰なる郁子にほの差す紫のいろ
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せいか
すず風がしきりに私を誘うから夜のしじまへ風のはざまへ
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山桃
落日にせかるる秋の足元で待宵草の種を手に受く
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ゆうくん
秋麗の 空に広がる 青の地を 光りで染める 雨の絵筆が
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