うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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しまじま
終業の 鐘の音響き 窓枠の ガラスに映る 夕陽沈みぬ
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芳立
さやけしや色はうつりて雲居ひくすみ絵となれる初冬の月
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恣翁
秋深み 棕櫚の梢に 一輪の 朧に白き月 懸かりけり
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麻倉ゆえ
手のひらに掬った息よ 天を越え風花となり暖かく降れ
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ゆうくん
空に降る 冬の海辺の 香り雨 風は木の葉の 波音に舞い
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ケンイチ
圧し掛かる冬を逃るる空はなし嘗ての風はいづこに迷ふ
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みやこうまし
草叢に微かに響く小太鼓やつぶら千両の赤いが踊る
8
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岩崎純一（純星）
とだへせし夢かうつつの朝戸出に声さやけくも燕鳴くなり
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岩崎純一（純星）
妻恋ひの雉子の心かくしあへず尾の上の風の声のさやけさ
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岩崎純一（純星）
木々近き焼野をよそに雲雀のみ雲居をあがる夕暮れの声
2
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岩崎純一（純星）
降る雨も照る日も負ひて鳴く鷽の互に恋ふる声のかなしさ
4
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岩崎純一（純星）
春は来ぬ声のみ風のつれそめて霞の奥を渡るうぐひす
4
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由良
みっしりと雲が詰まった闇空をこじ開けるよう射し込む月光
7
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悠々
呪はれし村にあらねどふるさとの荒れ果てし田に搖れるコスモス
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舞
小春日に咲く黄の花の名を問いて見上げる空に雲高くゆく
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芳立
夏の日の七瀬ひかりし名取川名のみ残して浪おそひゆく
5
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恣翁
蓮枯れ 菊萎るれど 柚子は黄に 熟れて 蜜柑も緑なる時
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ゆうくん
秋風に 揺れるもみじの 屋根の下 山へと続く せせらぎの道
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けにちん
まち並みが色を落として息ひそめ雪化粧前素を見せている
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ゆうくん
いま風に 降り注ぐ音 街路樹に 木の葉の琴は 冬を奏でて
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