うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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かぐら
夜ふかし鬼子母神つつみます古根すすきの向うＳｏｕｔｈ Ｔｒａｉｎ
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いちにのパッパ
梅雨入りを告げるか細き雨音がただ聞こえくる夜のさみしさ
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紫苑
冬を耐へ今をかぎりと咲き匂ふパパ・メイアンのくれなゐに燃ゆ
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本間紫織
太陽に触れてしまった「夏色」という名の文庫本を吸い込む
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只野ハル
降り始めた雨は四五日続く予報だ梅雨らしくなってきたね
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詠み人知らず
雑草と呼ぶなら君は蛮人だ いのちを引き抜く原罪を知れ
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詠み人知らず
日もくれて灯籠の灯りたどりゆく傘もかがよふ石のきざはし
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工藤吉生
健気さに囲まるる我かくあれかし窓辺小さき緑ひしめき
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工藤吉生
いくらでも高いところへ行けるだろう 窓に緑を植えさえすれば
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風橋 平
大木となる夢をまだかかえては翌桧眠る被爆山野に
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詠み人知らず
水澄まし「すぅー」と走るため池の真ん中あたりに凛と花の咲く
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竜胆
十五年、飼ってた犬が死にました。風鈴の音、ちりんちりん。
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詠み人知らず
銀色の鰯絨毯乾されゆく隙間を走る幼き私
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詠み人知らず
船小屋の炉に並びたる干鰯濁った目には漁場のおんな
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佐藤晴
鈍色のかそけき籠に覆われてただこの街は音に溺れる
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かぐら
ラスト・ワルツ脱いでの奥は藍夜のシナモンきみにふかせつつ冷ゆ
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みやこうまし
新緑の陰に咲き満つ紫陽花園秘密の花園と我は呼び
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かぐら
生きている酷雨うつくしき見ちがえてかつら男して帽を脱ぎおり
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ゆうくん
夏空に 風のホルンの 音を追う 山ゆり淡い 花のブレスを
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ゆうくん
人は皆 心に夏の 空を持つ たとえれば蝉 白亜紀の恋
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