うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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空魚
夜気含み 泣き出しそうな 雲たちが ビルの隙間で 青空犯す
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メガネ
幼き日我の背追ひたる弟の今はたのもしき男の背かな
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空魚
君の眼の その芯で燃ゆ 情欲の火を 爛れ落ちても この手で消さむ
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仁 呼
きみがため 室禮 馳走に明けくるも 嬉しく彈む 大人友逹
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メガネ
病なる祖母をおもひて添ひ助くやさしき君は兄の誇りぞ
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空魚
枯れ枝は 熟れすぎた実が 撓みおり 竹林抜けて 風ばかり吹く
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空魚
彼の手に ただ触れたくて 目を凝らし 行くと背ばかり 遠くに思ゆ
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メガネ
祖母をおもひ添ひ励ませる弟のやさしき心は胸を打つなり
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繭一路
部屋隅でまじめな顔をせし我が子今日もオムツにうんちしている
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まこと
当てもなく闇夜さまよう秋の街君にふたたび会うを夢見て
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ニシ
ころせかし ころせかしやと うたううた おつるほのお めのきわに
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弦跳
友輩の亡骸にいま手を合はす その温みを思い出しながら
3
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弦跳
零一の波間を今宵も泳ぐかな 自重しながら自嘲しながら
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ひかる
小氣味良く 世に響きゆく 麻生節 真価のほどは 誰もわからず
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もとは
金色の秋の木の葉の親子連れ微笑む私のたたかう異国は
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遮莫
冬枯れの畦につくしは無くなって田の神吠える空となりゆく
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しん
君戀し 今は携帶 書き込めば思ふ心が 場所を飛び越え
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もとは
あのいくさあちらであったおじいさんおもう心を黒に包みて 知る人ぞなし
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しん
メールを待つ 時間たつのが 侘しくてあなたの姿 思ひ出し待つ
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アマリア
式場で まさかここでと 彼ささやく 遠い昔の同級生 関係気になる私
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