うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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空魚
指先に 冬の深さの 凍み入りて 神経伝い 心まで冷ゆ
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空魚
首都高の 防音壁に 影動く 烏が一つ 跳ね回りおり
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空魚
八十の 死に化粧の紅 美しく 顔を上げれば 空ただ青く
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空魚
天となる 優しき人の 遺し歌 空で詠むなら 持ちてゆけるか
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空魚
花の散る 竜閑橋に 猫は鳴き 赤煉瓦を踏む 我は早足
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満月華
柿色の帰宅路あゆみ目に浮かぶ吾子の笑顏とあかいほつぺた
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詠み人知らず
ちつくせう逸る心と裏腹に考へども考へどもうたは浮かばず
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空魚
鴬は 化粧の坂に 鳴き競い 森たち上がり 陽に輝けり
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空魚
黒猫は 竜閑橋の 闇に溶け 三毛は煉瓦に 交じり何処か
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善儒坊
蟲の音に 耳を傾け うたたねの 寒氣を感じ 夢と氣附く
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空魚
常盤橋 上空を縫う 飛行船 太陽隠し 神無しの月
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空魚
干し柿を吊るし終えたる霜焼けの母の細き手我が頬撫でる
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まこと
けんかして別れの挨拶いえなくて敗者復活ごめんねメール
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空魚
木枯らしに吹かれ揺れいるシャツ白くジーンズ青く柿は橙
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善儒坊
冬の夜 鍋を圍みて 話し咲き互いにわかる 心地良さかな
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勝家
我信ず きっと誰もが 思ってる 元に戻せよ 板尾の嫁を
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善儒坊
君の顏 思ひ浮かべて 早二年 時の早さを 感じる師走
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恵芙
ガイド氏とツーショットよと連れあいはカメラ手渡し駆けより行きぬ
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空魚
液晶の文字を淋しく見遣りおり告白以前の愛に名はなし
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恵芙
山笠をおなごが担ぐとは末世怒る年寄りありて愉しき
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