うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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山本克夫
明日どうなるか判らないからって今夜どうするってわけでも
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山本克夫
夜明けまえ思いをはせる空っぽの給水塔にふれてゆく霧
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山本克夫
ラの音をくちびるに触れやわらかな月の光にかがやく音叉
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只野ハル
昨夜落とした陶器の事を朝早くからホトトギスが訊ねる
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たんぽぽすずめ。
岩山をころころ撫でて微笑みのふくらむ海にいつか行こうね
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はづき生
降り頻る雨にうたれて歌うたう君の横顔人魚のやうに
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紫苑
短歌歴なきこの身でも加われしよろこびありき「今は漕ぎ出でな」
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卯月
今は死ぬわけにはいかないイマハシヌワケニハイカナイという呪文を
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椿
ことひきの稚なきときは波にのり砂上をすべり河口にあそぶ
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向日葵
鳴くことを忘れた悲しいカナリアの 夢を叶えて 「ココカラダシテ」
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向日葵
コンタクト外した我に襲い来る 羽音にはもう 為す術もなく
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竹本未來
六月の歪んだ恋のお祈りを チャペル前列だれかが笑う
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ふみまろ
砂底に滑り落ちたるいのちさへ宇宙を統べる意の外ならず
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竹本未來
いつだって右足のほうが未来に近いことに左足の乱
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ふみまろ
電線にはなれて二羽の鳩がいる そろそろメールが来る頃だろう
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ふみまろ
朝日湯はお隣だった豆腐屋の水が昭和の陽射しにゆらぐ
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竹本未來
そろそろと右のつま先前に出す 皆にはまだ届きそうにない。
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ふみまろ
亡国の頭脳集団大陸の砂にまみれてコシヒカリ食う
1
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向日葵
「最近は気が付くと朝」という友の 忙しさこそ 幸せの証
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ふみまろ
幾春をかさねて白き梔子のつゆ零さじとわれに添ひ来よ
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