うたの一覧
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みづ子
あざやかな真っ赤に香る実を結び花は見せない無花果の女
16
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庭鳥
祝杯をひとりあげやう三十路入り金も暇無し想ふ人有り
5
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庭鳥
刻々と三十路へ向かう秒針がてっぺん指せば何か変わるか
6
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詠み人知らず
我だけの特権であれ汝が胸の黒き星をば愛でる役目は
18
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まるたまる
ほくろより気になるものが増えていくハイドロキノンで塗りつぶす夜
2
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きりあ
人生に短歌と名のつく棒っ杭ただ突き立てて標としよう
3
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じゆん
戻るのがめんどくさくて戻れない 先に進んだほうがまだまし
8
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じゆん
オレンジに染まる耳鳴り聞きながら しゃがみこんでる非常階段
4
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ほたる
泣きボクロ 首筋それから右の胸 女は自由に女優になります
7
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猿ノ丞狂介
ながらへば目暗くなるを忍ばれず牛と見し絵ぞ実は鯉なり
1
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リンダ
首筋に人気ホクロでおっぱいは騙されホクロと知った日には・・
6
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きりあ
頑張って葛原妙子になれるなら死ぬ気で頑張る死んでもいい
3
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詩月恵
鶏頭花 どこまでも赤あかく燃えいつまでも赤 貴方を想う
9
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紫苑
夜の更けて詠みえぬものを抱えたり忘れ草とはなりたきものを
12
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かおり
「戀」という糸電話みたいな文字を見て貴方を思った私の負けね
12
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詠み人知らず
重たさが込み上げてくる夜がある涙を止める深酒をせよ
16
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ほたる
わたくしの信じたものを幻と気付けばこの秋 痛く無垢なり
4
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美久月 陽
招かれて知る人ぞ知る夕闇の暗がり灯す明かりは黄泉へ
1
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美久月 陽
赤鳥居くぐり続けて刻の闇お狐さんの手招きと知る
1
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みづ子
運命や偶然という名のもとに二人は出逢った必然的に
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