うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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紺
半分に切ってしまった便箋の碧いうさぎにちいさな滲み
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紺
カナリアが好きだ 煙を見ていたら夢にまで見た暗いフルート
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やすむ
竹や竹とびとび向かう天国はリポビタンＤ飲みほうだいの
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詠み人知らず
逢える日は精一杯の背伸びよりひと時君の可愛い女
10
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詠み人知らず
深追いをしてはいけないこともある三日三晩の留守のこととか
7
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やすむ
ホテルから望むお庭にいた鬼が仲間を連れてこっち見る夜
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詠み人知らず
凛と立て！ 気持ちと視線真っ直ぐに戸惑い迷うそんな最中も！
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たんぽぽすずめ。
家を出て半日先を終わらせる未来の線を描いて進む
5
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詠み人知らず
朧月 今宵も長く見る予感 無邪気に愛でた頃懐かしい
7
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詠み人知らず
結実を閉じ込めるなら琥珀がいい金秋と傷も入れ込めば綺麗
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詠み人知らず
朝白く大きく咲かせる名も知らぬ花は闇夜で紅艶に朽ちる
8
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詠み人知らず
戸惑いが類似するのを見届けて瞼を閉れば染みる横顔
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山本克夫
フルートのひかりはにぶく夏の音もつられるように消えてなくなる
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山本克夫
青空の角笛をわたしましょう あなたのきがすむまで吹いてください
2
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山本克夫
だって話たこともない人を選ぶなんてどっかおかしいんだよ 選挙
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山本克夫
鉄筋コンクリート１００階建て超高層億ション最上階に住む宮大工
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山本克夫
ゆらりゆれながら十月のくらげ ほんのすこし毒をふくんで、ゆらり
5
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詠み人知らず
かみさまを知りたくなったひとのため聖書を開く午後の病室
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さる
最初から 神様不在 老ひひとり 神無月には だれと遊ぶか
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羽
フェルメールブルーは瑠璃の色だよと空もささやく十月の朝
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