うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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浅草大将
なき濡れて幾夜あかしの浜千鳥あとさき知らで恋に溺れつ
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詠み人知らず
展示室裁きの記録にハッとするちぐはぐなまでに美しいのに
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ムラサキセロリ
女ってとってもこわいからぼくも女になってこわがられたい
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新田瑛
絶唱とはいえない程の大声でドナドナを歌う僕をゆるして
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黒須牡丹
まぎらわしい髪のかたちと背恰好 似ているだけのひとに頭突きを
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黒須牡丹
残してはおけないノート なぐり書き余白の海に沈んだことば
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キノシタサトル
このうえもなくすべすべした球体が星のおなかでまどろんでいる
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田中ましろ
「恋愛を頭でしてるやつらよりずっとマシだと思うよ、俺は」
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浅草大将
君いよよ遠くなるとの渦潮のあはで想ひの消ゆべきかなや
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まるたまる
好きだとか寂しいだとか愛じゃなくただ欲しいというだけの理由
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螢子
窓を打つ霰の音に眼をやれば街は真っ白に染められていく
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まるたまる
今更の己の鈍さに崩れ落つ 君は誰かと恋してたんだね
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螢子
週中よりずーっと並ぶ雪だるま予報に早めのタイヤ交換
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生レバー
偽善ではなくて素直に泣いた夜誰かの明日が幸福になれ
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新田瑛
気に喰わぬ言葉がありてその言葉が使われそうな前兆がある
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じゃこ
正直なところうたとか詠んでいる場合じゃないんですけどわたし
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じゃこ
「我々はアートだ。決して枯れた花ではないのだ。」とドライフラワー
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じゃこ
スラスラと就職決まりそうな気になってまうボールペンの書き味
7
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詠み人知らず
シロップの雨がこの手に降ったなら自分を許せるような気がする
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猿ノ丞狂介
喫煙所立ち寄るばかりありしより人のとがむる香にぞしみぬる
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