うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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山桃
春燃えの刈り払い機始動して猛き笹切る恣意のうれしさ
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千紘
真新し学ラン 襟章 スニーカーワックスで髪立て初登校す
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薫智
地方から先輩がＴＥＬをかけてくれ勵まされてる心温もる
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愉快堂 空虚
手赤らむ雪の白さを想うだに難しかりけり南の娘
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三沢左右
水浅み落花煽りて岩走り櫂なけれども漕がれ波立つ
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浅草大将
百千鳥あつめてここによろづ葉のむかし心ぞいまに偲はゆ
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からえ
都市の中携帯はいつも右手に子宮で動く身体を抱え
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からえ
妄想の君が好きなのかもしれぬいっしょにいるのが辛いくらいに
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まるたまる
誰しもが時を隔てば変わりゆく訳は聞かない心変わりの
9
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ほたる
ロックでは可愛くないからレモンサワー レモンを絞ってほしいと言うため
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笑能子
ゆらゆらと泡の如くに桜揺れ空隠れ行く埋もれる如く
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平 美盛
住みなれた 街を眼下に 見下ろして 僕は明日へ 飛び立って行く
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メガネ
終電に駆け出す君を抱きとめ我が腕の中時は止まれり
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悠々
天と地の坩堝にひとの犇めきて恩讐の河ながれもたえず
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紫苑
醉ひてなほ芯の冷えゐる胸かかへ黷き水面に花みつめをり
18
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紫苑
ひとけなき御堂の梁に黄の鳥の羽ばたき告れり我がひめごとを
6
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リンゴ
タンポポを無邪氣に摘んで幼子は脈を失ひ萎れるを知る
5
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大河千紋
にはたづみ行く方知らぬ白雲の八重山越へて恋ひ渡るかも
8
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リンゴ
春よこい。何度呟き手招けば私の積雪溶けるだろうか
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庭鳥
門限の間際にパサル寄り水を買い込む横で犬が尾を振る
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