うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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氷魚
理性など飢餓感の前ではどうでもいい繕う術など忘れてしまった
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氷魚
最善は誰にもわからぬだからこそこの選択こそ「最善」と願う
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れん
水鏡自由に共に廉願う時間を超えて水面に映る
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みなみぐち
赤ちゃんがきゅっと親指握るようあなたを好きになってしまった
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みなみぐち
蒸発を繰り返したらカラカラとあの夕食の記憶がぽつん
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猿ノ丞狂介
ひとり寝る床は草葉にあらねども秋くる宵は露けかりけり
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猿ノ丞狂介
食ふごとに秋ぞかなしき太りつつうつろひゆくをかぎりと思へど
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浅草大将
我が恋は穂に出づるなき稲の花遂に実りの時もあらざり
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ゆびきゅ
テストの点 履歴書の文字 鏡のなか どこにも「ぼく」が見つけられない
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ゆびきゅ
戦争の狂気と不条理に抗える？ 思想と哲学もたぬ空手で
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ゆびきゅ
戦争に何用がある？日本人 戦と月はながめるものだ
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椿
ちいさいが尾ひれすらりと伸びている蚊とり金魚よ姿をみせろ
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あらやしき
誰もいない広い墓場に雨が降るこの世の手本となる景色
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あらやしき
愛、愛を歌う 愛愛 愛愛愛愛 愛愛 おさるさんだよ
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あらやしき
ケータイとサイフを持たず街へ出て自我の影すら残らず消える
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あらやしき
なに色の花が咲くのか電動で切断されて横たわる草
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浅草大将
平和をたのみの稔る秋津州などていくさの種を播くべき
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あらやしき
死者を待つ者も照らして月明かり最後のひとりまで見届けて
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ほたる
靴擦れの傷を絆創膏 覆う。深まる傷心おおうものなく。
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たんぽぽすずめ。
木の本にすずめの風呂が多々ありて酷暑と知れど君の熱乞ふ
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