うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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半格斎
家の邊の胡桃の根明けはひろがりて春はひそかに忍び寄るらし
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詠み人知らず
学校を復興しようと被災地の先生みんな必死でがんばる
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恣翁
嫁に来て 初めて作る 吸い物が 姑の嗜好に 合うと好いけど
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みみ松
早四月約束通り待っている桜もパンダも我も上野で
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まるたまる
世界から原発事故の英知来る世界平和の礎になれ
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みみ松
右耳を震わせた声明るくて我の頬染め体温上げる
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みみ松
就活もままならぬうちの子二人ボランティアまで出遅れたらし
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芳立
百千鳥さへづる四方の声を憂みなべて東を去れとおぼゆる
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芳立
わたつみも腸も灼けゆくぬばたまの夢ならませばさめましものを
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わこ
いにしへの ひとのはらにて 夢食わむ今はいずこへ 寄生の虫けら
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詠み人知らず
お月様ついてくるよとはしゃぐ子をなでる私も十年前は
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詠み人知らず
人膚の罪の温度に安らぎて己が罪業を忘却るる軽薄なる男
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詠み人知らず
捩られし時計の軸を巻き戻す碧き過ちに羞じ入らば鏡の我に接吻けを
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詠み人知らず
産土舞いし旅路の終焉てに我が故郷疾うに亡き病床の幻覚
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詠み人知らず
花びらで恋うらないのおもしろさマーガレットの白い花びら
6
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詠み人知らず
新学期緊張して出掛けし夫のためミモザの花をきりてもたせし
8
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黒田
昨日まで生きてた私を弔って着てる 真っ暗色したスーツ
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横雲
咲き初むも訪ふ人のなき山里の櫻に風の心優しも
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黒田
嘘だよと言われる準備は出来ているスーツ着たまま棒立ちのまま
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さる
千三つと言はれしわれのまごころは君が好きだとささやく声は
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