うたの一覧
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染季
潤む目を背丈のヴェールで覆うから裸並木に灯りが咲いた
4
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風橋 平
両足を板ごとはじく銀壁は駆け下りるのみ風となるまで
5
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風橋 平
天からの光すべてと雪面の境界として身よよこたわれ
4
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芳立
東風ふけば迎へぞはやる寄せ方は異状なしてふ桜前線
14
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山本克夫
ピンポンとチャイムを鳴らし春一番をお届けします笑顔ください
4
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弦跳
戲れにきみよ如何と尋ぬれば 何方も引かぬ固め半熟
2
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さる
けふはまた春一番の吹きたるぞ庭の椿がぽとりと落ちる
11
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あんて
自惚れを消してどこまで行けるだろう勘違いこそ華と爪噛む
2
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Coo
風の外何にも見えない眩しさに天が示すは白き矢印
4
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蜻
細胞や脳は一年で入れ替わる君と混じった色になったかな
3
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染季
澄み切った水面に映るカスミソウその苦悩ごと筆を羨み
5
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芳立
くに民の声きかませば鬼にさへ天の勳あらましものを
9
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杏子
日中の明るさ奪いて 降る雨は無情と有情のはざまを濡らす
8
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恣翁
端正に 紫檀の椅子の 並びたり 冷えし埃の 臭ひの中に
27
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さとうはな
ひとときの逢瀬に罪を重ねては銀に燃え果つ暁の花
8
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後藤郁弥
ドラえもん のび太にスネ夫 しずかちゃん ジャイアン みんなぼくの友達
3
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さとうはな
節立ったゆびに触れられ君色に染まる日を待つきよらかな花
8
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さとうはな
摘むことをためらふ白き花ありて露ぞ結べる波音のふち
11
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光源氏
解き衣のみだれの閨の光る露今宵もひびく濡ればみの聲
9
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天野めぐみ
教室の窓辺でひとり顔上げむ夕日かすめてゆく飛行船
4
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