うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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栞
つやつやの赤い苺は高級なジュエリーよりも甘く輝く
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天野めぐみ
目こすりなんぢはたそと問ひけりは鏡に寫りき我の寢起きや
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芳立
題詠の合はせに出だすうた私撰たつた十首でのちが続かず
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柚々
春風に櫻散る散る巣立ちの日咲かずに萎む初戀の花
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栞
大粒の赤い苺を我のため選ぶあなたに、また恋をする
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ほたる
毎朝のコーヒーくらい当然にあなたに惚れる やり直しても
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栞
春弥生 あのひとからの卒業を決めたわたしを風が撫でてく
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千鴇
見放さず あなたが水をくれたから弥生に芽吹く 明日への面影
8
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光源氏
紫の雲路をながむ凪の夜妙の調べにいだかれながら
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光源氏
さらぬだにしきりの月のまぶしさにただ吹きまよふ戀の色風
17
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光源氏
色も香もただひとはなの夢なればせめて植ゑませ忘れじの路に
17
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凍
春の宵たった直径二センチで大の男を縛る金環
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只野ハル
昼下がり深緑に染まるふるさとにひとりで居ると涙が流れ
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悠々
春愁や無人のメリーゴーランドおもひで連れてまはるよ囘る
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柚々
この歌を聞けば腦裡に浮かびくる泪に暮れしあの夜の記憶
8
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シュンイチ
あきらめていいの あのとき大切にするよといった気持ちでさえも
13
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詠み人知らず
濡ちふる雨の雫のつぎつぎにつれなき君に会ふよしもがな
13
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只野ハル
狭き門雲のむこうの知恵借りず自らくぐり桜を咲かせ
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千鴇
目覚めたら枕元には「おめでとう」「ありがとう」では足りない温もり
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芳立
去り別れしきりの月のたてる日にかねて泣くらむ雨ぞつめたき
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