うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
-
狭霧
啼き交わす鳥の声さえいつかやみてしのつく雨の降りやまぬかな
5
もっと見る
-
笑能子
折々の言葉静かに鎮めつつまた折々の日々へと向かう
4
もっと見る
-
ケンイチ
風絶えずトタンの小屋は震へをり嘗て逃れて来しひとの跡
6
もっと見る
-
ケンイチ
寂しさにマストはぎいと軋みゐて鴎は我を捨て泳ぎ往く
5
もっと見る
-
ゆら
青空が窓から君を誘ったらそのとき私は風しかも八重
2
もっと見る
-
ケンイチ
一本の電車とバスから見えていた景色が世界のすべてじゃなかった
4
もっと見る
-
みなみぐち
勘違い一生しててくださいね左手薬指への指輪
8
もっと見る
-
みなみぐち
手を繋ぎ爪のかたちをなぞったのたぶん絶対あなたが好きだ
3
もっと見る
-
芳立
かれ果ててふるにふられぬ袖笠のよにありがたきあめの打ち水
9
もっと見る
-
ケンイチ
野にひとつ盛るさくらの花を見し春もいにしへ大粒を食む
4
もっと見る
-
高島津 諦
私のこと誰かの代わりにしないでよ毛布の代わりにするならいいよ
10
もっと見る
-
雪月花
横たわる蝶々の最期羽ひろげ
黄色が映える冷たい地面
2
もっと見る
-
ほたる
ジョッキ持つ、手帳に書き込む、煙草消す。その手の甲の強き血管
5
もっと見る
-
雪月花
陽光を背中に受けてジャンプする光の翼天まで届け
1
もっと見る
-
透子
ささやかに夜の帳を揺らす声夢に連れゆく君との語らひ
2
もっと見る
-
京
きみにまだ言えないことがあるかわり冗談で夏の終わりを告げよう
0
もっと見る
-
捨丸
人形に家族を想いて名を入れる 次の六月も無事に過ごせと
3
もっと見る
-
捨丸
無印のメモで作った人形に 六月の穢れのせて忘れる
1
もっと見る
-
薫智
大切なものは必ずつかんでもなかったようにすべり落ちてく
6
もっと見る
-
ケンイチ
この地球の恵みを孕み胸がもう溢れて空を塗りつぶしてく
2
もっと見る
