うたの一覧
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しづく
ふりがなをふるまでのことあなたにもたしかに春が訪れたこと
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しづく
あかあかとポストにおちたゆうぐれの太陽届かないはずの文
1
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しづく
ゆっくりとなぞられているこの部屋でいかさまなどはしない約束
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しづく
咥内でころがす葡萄あと何度我慢できたら触れられるのか
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金魚藻
子供らは大人のうたう歌を擬似ね、大人になればそれも忘れる
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市川春水
停車場でドアが開いた一瞬にふわりと梅が乗車してきた
35
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市川春水
「発車します」 ひとりぼっちのバス停にかすかに梅が薫った気がした
12
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市川春水
兵隊が美田を惜しむ世は過ぎて荒田をわたる風のさびしき
9
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詩衣
ミルクティー かき混ぜごくりと飲み込んで 君への言葉も飲み込んだ夜
3
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市川春水
君からのギフトは澄んだ春の風ほほえんでいる すずらんの石けん
2
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詩衣
どんな君もまるごと全部愛すから こんな私も愛してほしい
3
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河のほとり
静ごころまづなきものは咲き初むる花をつれなく過ぐる春風
7
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河のほとり
花の香を添へて過ぎぬる春風は軒端につらき人のおもかげ
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キノシタサトル
先先先先先回りする世界(先が回って尖りつづける)
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キノシタサトル
よく跳ねる紅い兎をあげましょう睡らず跳ねる紅い兎を
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うさぎ
突き刺さる 半年前のカラオケの君のかすれた高音部分
8
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鍬乃呑
ただ雪は降るだけで濡れて溶けていき春にはみんな忘れ去られる
4
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あまおう
きみのこと熱が冷めてもあと二日会社もダメと医者が言うから
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紫苑
みぞれ降るけふを限りにたまきはる世を生き切りし信長の逝く
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もゆや
「近頃の客は行儀がええぜよ」と盆に胡坐の梅を囲んで
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