うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
|
|
-
トウジさん
溶けそうや水風呂飛込み吐息つく あぁこのまま金魚になりたい
8
もっと見る
-
青き銀椀
ご先祖も帰りなさりて仰ぎ見る空立ち上がる八月の風
14
もっと見る
-
青き銀椀
洗濯機 合掌するにまだ早しせめて此の夏回りておくれ
8
もっと見る
-
舞
迎え火も送り火もなく亡き人の思い出のみを偲ぶ盆かな
11
もっと見る
-
名鈴
友呉れし 餞の星を 水脈引きに 船より眺むる 旅の空かな
15
もっと見る
-
び わ
沢庵が木につるされた武蔵に言う他人に尽くせば天地も動く
5
もっと見る
-
横井 信
八月の夜の河原のせせらぎに暗く沈んだ夏の流星
15
もっと見る
-
横井 信
まだ夏の香りをのせてゆく風に河原で聞いた秋のささやき
12
もっと見る
-
白瀬
そろそろとタイプライター打鍵する三十一文字の宇宙はいかが
4
もっと見る
-
卯月
チャカポコと木魚を鳴らし脳髄の地獄の中で躍れよ胎児
3
もっと見る
-
高松 蓮
新聞を 買いにまた出る 黄昏の 風やや涼し 終戦記念日
5
もっと見る
-
おじい
ゴーギャンの描きし一樹夕映えてつくつく法師を募り鳴かしむ
3
もっと見る
-
ななかまど
里にさき里に散りゆく山ざくら異国に祖父は七十五年
13
もっと見る
-
ながさき
ほとばしる 生命の叫び ここにあり 未来永劫 この道を征く
12
もっと見る
-
おじい
鬱が香を漂はせては照り翳る薔薇の横顔 うつつは果無
3
もっと見る
-
青き銀椀
坊様も呼ばずに母の家訪ひてわれ経唱ふ盆深まほし
12
もっと見る
-
青き銀椀
夏に果て拝む梵字の曼荼羅や猫の置き物へ話し掛ける
11
もっと見る
-
水紫
こいコーヒーどちらも止まらぬ中毒性一度好いたら忘れられない
2
もっと見る
-
やまざくら
大雪渓 群青の空 峰遠し アイゼン響かせ 点と成り往く
8
もっと見る
-
やまざくら
仰ぎ見る 古刹の 石段 幾星霜 杉の木立に 著莪明るめり
6
もっと見る
