カテゴリー: 恋愛

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詠み人:

詠み人知らず (男性)

 
傷心のあまり、うつ伏せになって悲しむ薄墨色の淡い夜に、嘆き窮まって流す血の涙で月を染めてみせよう。

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令和五年二月十六日
俯して 空五倍子染めの淡き夜に  涙の色で月を染めなむ