カテゴリー: 恋愛

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詠み人:

香風  (女性)

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春。小さな、淡い紫の房をつけた幼木の藤が、春の訪れにふるえ喜び頬を染める可憐な乙女のように見えて詠んだうた。
これから春との逢瀬が重なるうちに、匂い立つ色香を放つ、その姿を想いながら。

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令和三年三月二十五日
まわるまわる四時は巡りて 藤の花   春に蕩けてふるえ咲くらむ

、