カテゴリー: 挽歌

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詠み人:

亜比木洋華 (男性)

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切った爪を庭に蒔く。この家が自分が死に誰か別の者に渡るかもしれないがかつて俺という人間が居たという怨念を込めておいた。

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平成三十年十二月十三日
師走世の 枯れし我が庭 爪を撒き  この地我がもの 念を込めつつ