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詠み人知らず
極光の揺らぎの声で唄い、月の雫を飲んで生きるただ一羽の鳥。ある夜、鳥のもとには一つの珠が授けられる。それは鳥と同じ声で鳴くものの命の原型。けれど、月の唄鳥が存在出来るのは、何時の世でも一羽かぎり――
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平成三十年十月二十四日
た
っ
た
一
羽
の
鳥
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