カテゴリー: 自然

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詠み人:

夢士 (男性)

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朧月を見るとは言え夜の風は未だ冷たいが、風に乗って樒の花の香りが届き、春が近いことを告げている。今宵、我が住む地域は厚い雲に覆われ、月は見えないが花の香りは届いている。昨夜の朧月と合わせて詠む。

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平成二十九年三月十二日
朧月頬に冷たき風ながる 樒かほりて待つ春近し