カテゴリー: 恋愛

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詠み人:

矢車菊 (女性)

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地下書庫の匂い、深まっていく秋。音もなくうごく君の喉仏を見ながら、ぼくは恋に落ちた。どんぐりが落ちるほどの、小さな小さな恋でした。

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平成二十六年十一月十二日
地下書庫にその喉仏うごくとき 心に落ちるどんぐりひとつ