カテゴリー: その他

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詠み人:

詠み人知らず (男性)

 
「憂き節」=辛い出来事、節は篠の縁語。「暮れ」=日が暮れることと、心が迷うこと「暗る」をかける。「篠」=群生する小竹。「音」=風にそよぐ篠の音に泣き声の意を込める。「風と」=風のように。

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平成二十三年六月九日
憂き節に暮れてば篠の夕闇に 音のみし渡る風と消えまし