カテゴリー: 自然

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詠み人:

椿桂 (女性)

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一周すれば一年寿命が延びるという大楠にとまりて鳴く蝉の悲哀を詠んだものです。当の蝉達は一瞬の生を謳歌しているのやも知れません。若かりし日と重ねてしまうのはいきすぎでしょうか?

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平成二十二年九月十三日
來宮の 大楠やどりて 鳴く蝉の  涼風吹けば あはれとぞ思ふ