カテゴリー: 挽歌

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詠み人:

大河千紋

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具合悪くなると視界の中で鈍い光が明滅したりするので、その度に祖父の炭鉱労働者時代の話を思い出してしまいます。

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平成二十二年八月十五日
夜もすがらあるかなきかの蛍火の 舞ふ炭鉱のカナリアは死す