紫紅のお気に入りの歌一覧
七色コイン
美味しくて賑わう店はやがて消え またマンションが一つ現る
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あき
味気ない そんな毎日変えたくて塩と胡椒を手にとってみる
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
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風蘭
ラベンダー色の夕べに閉じこめて眠れ明日も天気になあれ
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氷魚
希釈した夢を啜って生きている悪いと云われる筋合いは無い
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悠々
散る花の地に着くまでを見とどけてわれも往かなむ涅槃の園生
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悠々
恋人の弾くソネットを聴きながら最後の晩餐パスタを茹でる
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光源氏
あひ見ねば袖ぬれまさる薄墨の心に染むる花の移り香
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半格斎
白雪はおとぎの世界に似合へども日暮しにあらば惡魔にも見ゆ
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染季
ぼんやりと見る時落ちる砂時計かえらぬ青春無駄遣い中
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紫苑
たわわなる花と盛るか金色の鳥枷を解くすべを知らざり
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紫苑
亡きひとも糅てて飲ままし花見月むかし語りと陸奥の酒
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詠み人知らず
重ねても重ねてもなほ哀しみは我が丈越えて天に届かず
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緋色
電線を辿ってゆけば会えますか ネットや空に居ない君へは
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緋色
愛犬の尾っぽの先がお日様の色を宿して洗濯日和
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舞
散る花に心もあらばこの夜は夢を語らん酔うにまかせて
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舞
自転車に二人乗りする制服のカップルが行く春をまといて
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舞
我もまた旅人ならん雲一つ流れる彼方心惹かれて
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悠々
切々と戀して候ふ春の雪いつしか雨となり頬つたふ
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悠々
ひさかたに歌のわの里たづぬれば返り花咲き鳥の鳴きけり
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