真面兎罪のお気に入りの歌一覧
たく
凍てついて 吹きぬく風に 身をかがめ 恋しくおもう 春と梅の香
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横井 信
ニュース告ぐ気温の下がる週末に落ち葉を集め遊ぶ陽だまり
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継海
父の見た最期の雪は白き色凍てる闇から静かに散りた
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舞
星々の煌めき灯る雪明かり仄か歩める人に陰無く
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澪子
南吉の「牛をつないだ椿の木」我は椿になりたしと思ふ
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へし切
木がらしが揺らす野辺には枯れおばな 手のひらを丸めて息を吐きかけ
10
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横井 信
公園を飛び出し路地を駆けて行く冬の落ち葉と交わすあいさつ
16
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ななかまど
残された時はいかほど明日やることを書き留め栞としたり
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茶色
布団から起き上がるのに躊躇する寒い朝との駆け引きの日々
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うすべに
うすべにの香りほのかに咲く花の 風さむくとも揺れてさざめく
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痴光山
野良猫も肉球隠す冬の暮れ 野の鳥如何に明けぞ待つらむ
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茂作
山幸彦と海神のむすめが契りして 御子生ましけむ遠き代の春
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茂作
竒しき岩見つつ下れば草葺不合 みこと祀れる朱きお社
11
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へし切
もみぢ葉を落としてさくらの裸木は春へにふふみ冬ごもるらし
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二条吉謙朝臣
まつがねに待ち果つるまで常盤木に時は聞けども返しあるまじ
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音蔵 雅秀
ただ一つ残る柿の実 鮮やかに 久々晴れし青空に映ゆ
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