あけぼののお気に入りの歌一覧
滝川昌之
俺のヒゲ手なずけている蒸しタオル床屋の親父に刈らせるために
15
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杜鵑草
離れぬれどまた来む年の七夕に逢はむ契りぞ羨しかりける
13
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茂作
ただす森 鴨のいをりのうつれども ただに變はらぬ清き川水
16
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詠み人知らず
忍び雨 傘傾けた 優しさに 肩寄せ歩く 濡れる半身
10
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萱斎院
吹きむすぶあき野の露のむらさきの にほへる花の香ぞあはれなる
8
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里香
照りつける 空の炎は 変わらねど 雲のかたちに 風に 夏は去る
10
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び わ
朝白く昼は桃色夕方は紅くそまりて枯れいく芙蓉
9
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萱斎院
散りゆくをあはれとおもへ 色おほき打ち振る袖にゆかりとぞ見る
10
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詠み人知らず
秋風に 流れる雲の 行き先を 盆に帰りし 祖父母を思い
8
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茂作
あるじなき垣ね守りてあかあかと 夕日に垂れる百日紅のはな
25
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へし切
熟々と聞けば聞こえる法師蝉 筑紫恋しと夏のおわりに
15
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さいおん
秋僻 虫鳴音 移乎 離暮者 聞都哉吾背
27
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詠み人知らず
溶けるほど わが身照らせよ 月明かり 過ぎた思いや 人達までも
9
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小春空
花びらの落ちてしべ降るさくらはな赤き絨毯つつじの赤く
6
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広葉樹
乱れ咲く友禅もやうの移りゆく一期一会を惜しむ間もなく
13
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へし切
ひらひらと四月の空を舞ひ散るは 春のなごりや 花のあとかな
18
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御宿川蝉
花よりも妹ぞ先逝く 人の世の儚きことを 思ひ知るらん
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