虹岡思惟造のお気に入りの歌一覧
舞
年毎に一期一会の桜かなともにひと冬越えるいのちの
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ななかまど
そよと吹く風をたくみに鯉のぼり晴れたる空はわれのものなり
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ひな ろくろう
西行も眺めたりしか四段に分かれ落ち來る袋田の瀧
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滝川昌之
よちよちの歩みも大人のレベルです雨季前に這うカタツムリのベビー
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ななかまど
限りなく堂にすわりて悟りたるみほとけの目のまなざし深し
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横井 信
軒下のツバメがすっと飛び出して四月の雨はしずかにやんだ
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ななかまど
春雨に山吹の黄の濡れており話したきこと聞く人は来ず
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滝川昌之
褪せてない家具をずらした畳には当時の家族のかたちが残り
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杜鵑草
枝垂れたる木香薔薇の匂へれば君がみ髪に花を挿頭さむ
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茂作
顏と顏よせて孫畫く繪を見るや ピカソに負けぬジジババの顏
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ななかまど
去年の種持てる喜び春の土おこしつつ嗅ぐ大地の匂い
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御宿川蝉
亡き妹の荼毘の烟や 一陣の花の吹雪と 蒼空に舞ふ
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ひな ろくろう
千年の椎の木陰に風ありて暫し休みぬ吾と犬とは
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のぶ
リハビリと薬と注射どれがよい答えに詰まり医師の目を見る
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夕桐
肌寒い春の時雨は傘でゆく愛車を汚すわけにはゆかぬ
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KEN
潅仏会 一夜過ぎて 消ゆ灯り 降る花の上の 今朝の淡雪
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ななかまど
菜の花の命の欲の怯みなく茎を摘みても朝に芽吹きぬ
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ひな ろくろう
音たてて渚に寄せる白浪は我が足もとで力の盡きぬ
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横井 信
始まったばかりの春の電線で今日ものんびりおしゃべり雀
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ひな ろくろう
ちよつと目を離せる隙にこの犬はテーブルうへの肴食ひたる
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