樟明子のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
朝夕に季節(とき)の進みを語らえば温き茶の香に秋風の立つ
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滝川昌之
消しゴムのセロハン剥がし新学期あらたな角でそれっと意気込む
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横井 信
夕焼けに染まる窓辺のふみ机 そっと聞こえたツクツクボウシ
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横井 信
草むらの虫の音色を数えてる行くあてもなくただよう夜風
12
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みをつくし
何處となく教科科目の癖あるや 職員寫眞の我もその顏
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青き銀椀
吾が魂のありありとして新月の空深むるを今宵とは見む
14
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つばす
人生は人それぞれに違うもの 俺は震災後今を楽しむ
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名鈴
檀家さへ 集はぬ夏の 村の寺 静けき蓮池 鯉らの浄土
18
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横井 信
ゆっくりと力つきてく蝉の声 地面で休む夏色の蝶
13
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谷村思亜
何とない 寂しさに胸侵される 荒涼とした在るが悲しさ
7
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谷村思亜
私には どちらかの状態しかなくて 悲しんでいるか苦しんでいるか
3
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横井 信
あいまいな隙間はすっと広がってまたげなくなる深い暗闇
14
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名鈴
盂蘭盆に 集ふべき孫子 居らぬとて 遠つ祖らは 怪しと訝らむ
15
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灰色猫
星ばかり採集してる手のひらが一等星になってしまって
12
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明里
いつだって気を遣いすぎる君らしく病のつらさつゆと感じず
9
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谷村思亜
また今日も 心をひねりつぶす音 過去は煉獄未来も煉獄
5
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みのる
わが胸の兆しのやうに降り初めていつか激しき雷雨となりぬ
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みのる
一陣の風に卷かれてクスノキの大樹踊れる初夏の空
3
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只野ハル
異世界に繋がるような廃線のトンネル跡を通り抜けても
11
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山崎ふゆ彦
亡くなって日がたつにつれ寂しさがひっそり溜る 夏の夕暮れ
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