えんとつcaféのお気に入りの歌一覧
松本直哉
白鳥のゆくへ知らずもさびしさの果てなんくにへ飛び去りぬらむ
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洩矢転石
夏が来てきみと出会って知ったのは終わりはやがて来るということ
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洩矢転石
恋だってひこうき雲と同様に発生するには条件がある
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洩矢転石
初恋はワインみたいときみは言う「古くなるほど芳しくなる」
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洩矢転石
地味でいいそれでも正しく生きているホタルの多くは発光しない
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風花
女子会の三次会終え始発にて遠い昨夜を語らい帰る
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風花
ビル影に覗く花火の切れ端に嘆息しつつみな足止める
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風花
小さき花集めて丸きランタナは和菓子のような出来映えで咲く
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中森 つん
おかえりを放つ人など居るはずがないとわかって投げる「ただいま」
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あまおう
加速した満員電車は人々の背負ったものの惰性で走る
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猫谷しゅう
フローリングねじれて伸びる愛猫の寝相に残暑を感じています
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猫谷しゅう
星形の金木犀を見上げたら夜空にちょっと届く気がした
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猫谷しゅう
ここからが春だと澄んだ晴れ空に飛行機雲が境界を引く
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猫谷しゅう
おろしたての靴はちょっぴり恥ずかしく花びら敷いた道をゆくよう
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灰色猫
舞い込んだひたすら白い便箋をひらいてみたら冬の匂いだ
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舞
飄々と雲青空に独りいて寂しくはなし我もまた雲
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詠み人知らず
悲観的 思考に悩み 落ち込んで 闇の螺旋を 傘さし落ちる
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灰色猫
戦争を語らなかったじっちゃんが願ったものを願えてるかな
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滝川昌之
掻き分けるトウキビ畑の草いきれ一番大きなその実探せば
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うすべに
蚊遣火の煙ただよう盆帰り 忘れ物した鉛筆の先
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