KENのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
「歯車」に喩えらるれば粛々とナショナリズムを孤高に生きる
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うすべに
降りやまぬ雨のおもさに魚はねる 入り江に輪を描く舟のしずけさ
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舞
ペガサスの飛翔す風が一斉に北の大地に花を咲かせる
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ながさき
眞實に 日本の國を 憂ふなら なぜに大同 團結できぬ
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ななかまど
心臓の悲鳴を何度も宥めつつ三角点にさわれば嬉し
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美生子
久々に編んでいますよ母さんのサマーセーター淡い緑で
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横井 信
まだ水の入り切らない春の田のカエルの声に月は隠れる
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舞
主去りし空き家跡にも徒に春は巡りて花は咲くとも
10
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へし切
老いぬれば恋する齢にあらぬ身の無き名たててはあらじとぞ思ふ
12
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恣翁
春の夜の出で湯に浮けば 魂だにも 海月のやうに揺蕩へるかも
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滝川昌之
新緑を小さな胸に溜めこんで親の燕は子育ての帰巣
14
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うすべに
散り藤の絨毯かすむこぬか雨 踏まぬようにと道端に寄る
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うすべに
雨ついて風切るつばさ 軒下に板取り付ける人のやさしさ
10
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へし切
なみなみと水を張りたる放水路 のどかなるかな釣り人の見ゆ
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うすべに
すわ来たか 南海トラフと身構える湯船のお湯の揺れにあわせて
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美生子
にぎやかな同室患者は退院しひとり数独して過ごす夜
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恣翁
嘴に泥を含みて 忙しげに 軒を出入りせるつばくらめ
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杜鵑草
定めとて送り送られ別れつつ春は心ぞもの憂かりける
13
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美生子
飴色に使い込まれたつげ櫛に祖母の匂いは微かに残る
17
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美生子
お酒には酔えずに呷るコカ・コーラ貧しき頃の恋の味して
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