KENのお気に入りの歌一覧
恵雪
雨落ちて色無き街に山茶花の一輪の綾こころ灯せり
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デラモルテ
日本畫とデジタルの狹間たゆたひてヒロの少女畫たをやかなりけり
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恣翁
風なきに降る銀杏の葉 音もせで 穏やかな陽の光放てり
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へし切
さよならと影を残して洋館の風見の鶏は君を見つめる
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滝川昌之
点けずとも手をかざしているストーブは過去の温みを魅せているんだ
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うすべに
もみじ浮く池のほとりにのこんぎく ながめる人のやさしさ沁みる
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うすべに
しぐれ連れ南へいそぐ雲切れて冬のおくりもの 北山に虹
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うすべに
木枯らしにはらりと落ちる散りもみじ ひろう指先木漏れ陽照らす
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横井 信
バス停で朝陽を浴びてじっと待つ冷たい風の冬のあいさつ
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恵雪
冬の花 蕾をたんと抱きつも暖かな陽に戸惑ふてをり
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敦希
寒靄は蒼天に昇り消えゆけど 靴濡らす露の刺すが如くに
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滝川昌之
冷え込めば昴が落ちるまでにはと漁夫は待たぬ「星の入東風」
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うすべに
あさつゆの玉のよそおい枯れすすき 季節限定のジュエリーショップ
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横井 信
本を読みじっと立ってる僕をまた追い越して行く列車の響き
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舞
明けらかな まどか望月 欠けもなく 照るが寂しく 霜月の月
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へし切
人はみな柵のなかに生きている 情けにすがり 情けにながされ
8
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デラモルテ
立冬の寒さ驅け寄る深更の幽けき笛に心耳を澄ます
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恣翁
唐辛子 干したる紅ぞ 藁屋根の下を 倹しく飾りたりける
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横井 信
冷え込んだ朝の畑の陽だまりにふわりと揺れる秋蝶の影
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ななかまど
立冬の噴き出し口の鈴懸は身ぶるいしつつ並び立ちおり
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