KENのお気に入りの歌一覧
恵雪
冬の花 蕾をたんと抱きつも暖かな陽に戸惑ふてをり
13
もっと見る
敦希
寒靄は蒼天に昇り消えゆけど 靴濡らす露の刺すが如くに
8
もっと見る
滝川昌之
冷え込めば昴が落ちるまでにはと漁夫は待たぬ「星の入東風」
15
もっと見る
うすべに
あさつゆの玉のよそおい枯れすすき 季節限定のジュエリーショップ
7
もっと見る
横井 信
本を読みじっと立ってる僕をまた追い越して行く列車の響き
11
もっと見る
舞
明けらかな まどか望月 欠けもなく 照るが寂しく 霜月の月
6
もっと見る
へし切
人はみな柵のなかに生きている 情けにすがり 情けにながされ
8
もっと見る
デラモルテ
立冬の寒さ驅け寄る深更の幽けき笛に心耳を澄ます
4
もっと見る
恣翁
唐辛子 干したる紅ぞ 藁屋根の下を 倹しく飾りたりける
10
もっと見る
横井 信
冷え込んだ朝の畑の陽だまりにふわりと揺れる秋蝶の影
13
もっと見る
ななかまど
立冬の噴き出し口の鈴懸は身ぶるいしつつ並び立ちおり
12
もっと見る
うすべに
北風が落ち葉を寄せる冬の息 短い秋を惜しむ間もなく
7
もっと見る
うすべに
錆びついた長い年月 キューポラの最後の火からむかしのけむり
9
もっと見る
松本直哉
みつからぬ出口さがしてくらやみをさまよふ夢のめざめかなしも
5
もっと見る
舞
朝晴れに ほだらほだらと かげろいの 揺れ立ち消える 淡き初雪
10
もっと見る
へし切
限りある命はいつか尽きるとも生きた証の跡は消えない
11
もっと見る
滝川昌之
老いという木枯らし浴びて葉を落とし次世代の肥やし役に立つなら
14
もっと見る
恵雪
いにしへの写経の労苦如何ほどと几帳面なる筆の運びに
11
もっと見る
へし切
デジタル化進む社会に弾かれて手抜きの取説に又も苦しむ
7
もっと見る
ななかまど
落葉松の林の中を登りゆく人ら黄金に染まる美しき日
12
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[613]