青き銀椀のお気に入りの歌一覧
へし切
そよ風に 藤の花房ゆれにけり ひとり祝ふか また一つ老い
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茂作
もみぢ葉の分かれる水は平らけく いづれの川へ行くぞ迷へる
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横井 信
書き出した今日の仕事は片付けて窓の外から虫の鳴き声
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横井 信
窓をうつ激しい雨のしずくへと消えてしまった小さなやる気
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里香
雲もなき空あおき海は冷房の効きし部屋にてこそ見るべけれ
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里香
病み上がり 寒さのつらくこたえしが 母のおかゆのいたく沁みいりぬ
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ながさき
理不尽な 権力者等は 現在も 弱者をいじめ 悪事を謀る
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舞
髪黒く赤し口紅紫の煙りの似合うおんなだったと
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名鈴
異国に 由はありとも 大和にて 美しく雅ぶる 有職文様
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ななかまど
過去がみな写真となりて残るならでかく作らん終活袋
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みをつくし
思ひ果つモノクロトーンのきざはしを 巡り巡りて一夜かなしも
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滝川昌之
小粒でも台風からの千切れ雲 山椒のごとくしびれる驟雨
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可不可
汗ばんだ車内で皆さぐり合ふ 日曜ニンニク食った奴め
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うすべに
あらし過ぎ真綿をまとう山肌の 朝陽を隠す墨染めの色
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び わ
陰と陽男と女神の技プラスマイナス調和大切
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横井 信
祭り囃子は遠くても街路樹にそっと流れる秋色の風
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うすべに
眼を細め黄金に向かう田面見る 流した汗にこたえる稲穂
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滝川昌之
その日からサツキに傘を貸してからカンタに増えた目指すべきもの
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ななかまど
花もよし木肌もよろしサルスベリ好みて呼べばその花になる
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みをつくし
勤務せし四十年假に例へなば パートカラーのモノクロ部分
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