藤久崇のお気に入りの歌一覧
名鈴
思ひ余り 涙耐へざる 閨の内 如何したると 問ふ人も無し
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KEN
百舌鳥幾羽 今朝の寒さを 騷ぎをり 光る竹叢 搔き散らかして
13
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桃山
コワカワの白衣のオバケ吊るされて揺れるがままの冬のたそがれ
12
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横井 信
柔らかな雨は大地を湿らせて秋の刈田に揺れるひこばえ
15
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へし切
色もなき 心に浮かぶ思い出に 影踏むばかり 恋し君はも
19
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さいおん
暁乃 天雲間 紅野 振出色 奥愛毛
12
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へし切
吹く風はわずかに寒し小春日の 朽ち葉に埋もる冬のさくら樹
15
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ななかまど
人生の下山のわれは後事より過去と現実に思いはせおり
18
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KEN
あるなしの 恋心かは 梨の味 甘さの後の 酸いの仄かさ
12
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恣翁
北国の短き日をし 霧包み 厨に灯り さてや点さむ
17
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コタロー
あをぞらをはらりと落ちるもみぢ葉が芝生の上で晝寢をしたる
9
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へし切
秋の日の 釣瓶落としに勝れるは 胸打つ鼓動 恋初めしころ
17
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舞
空高き北の大地の羊蹄の美し神の白き頂
10
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へし切
暮れかかる秋の日は愛しもの思ふ 死ぬるに未だし残る日日
12
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滝川昌之
咽頭のささくれくらいの空咳を堪えて握る朝の吊り革
24
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KEN
昨夜の酒 醒めやらぬかも 小春日の晝 ほの痛き 頭を巡る 旅人牧水
14
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横井 信
山の端に明かりの残る夕暮れの街には冬の風の静けさ
14
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横井 信
街路樹の落ち葉も踊る通勤のやさしく浴びる朝陽のひかり
14
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名鈴
今はとて 見えぬ彼方へ 立つ君に 身を尽くしても 斎ひ渡らむ
14
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横井 信
飲みほした膝にかかえたコーヒーのカップに残る夢のぬくもり
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