三蛙のお気に入りの歌一覧
横井 信
柔らかな土の感触確かめてそっと駆ければ風の後押し
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まりこ
味噌汁をあたためている君の背に散らばる朝陽こそ愛である
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千映
消したいと思う過去もあるけれどその踏み台があればこその今
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菜々子
もう二度と分かり合えない距離だから さよならだけは笑って言って
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赤堀えいすけ
置物の猫が玄関端にある 気づけば逆の端にいる生きてた
5
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あゆか
最近はチーズをかじり生きているヨガのポーズは決まらないけど
5
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ガビー
半島に続く稜線赤らみて ああこの町で僕は生まれた
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只野ハル
また今宵悩みの海に漕ぎ出でるたったひとりの小舟は揺れる
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新座の迷い人
我が妻と 何時も歩いた 散歩道 今年も咲いた 山吹の花
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まあさ
自信家の君の内なるストレスを午前三時の歯軋りに知る
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こぐまじゅんこ
それだけのことだったんだと忘れましょう明日は晴れる予感がします
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村上 喬
夏空にコットンのシャツたなびいて置き忘れたね 雲ひとつわく
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工藤吉生
ありえない、ありうるなどと言い合っていると一面ゆうがたになる
5
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舞
幼子を胸に抱ける若母のつり革つかむ手のたくましく
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リクシアナ
緑青の煉瓦庁舎の前庭に遅き春きて水鳥遊ぶ
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リクシアナ
蒲公英の綿毛紡ぎて月を編む実らぬ恋も解くにとけない
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紫草
清濁を合わせ飲み込み身の内でしんと澄むのを待とうじゃないか
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葱りんと
久々に プラネタリウム 眺むれば 星に恋した 少女に戻る
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むらさか
つらいときすがるお経がほしいから 短歌を読んで短歌詠んでる
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西村 由佳里
ジャングルに生きるその木のその枝は我の童話だ光を浴びろ
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