深谷真雪のお気に入りの歌一覧
敦希
歌いでず綾なす言の葉想いつつ 手繰れず焦れる澱みの淵に
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澪子
昨日まで夏の光に満ちていた庭に一輪咲く曼珠沙華
10
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石川順一
不意に吹く風が葉裏を露わにし全ての濃さを薄くして行く
80
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田中 一生
冬晴れの川面を歩く鷺一羽あし震わせて魚追いつつ
6
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ふゆいぬ
音もなく水面を映す花の色行き先知らず鮮やかに散る
7
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詠み人知らず
夜半にもの思へば陰気と傾くに眠られもせで雨だれの澄む
16
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灰色猫
なにもかも終わりにしたいと願う夜は君が愛した詩集を眠る
15
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灰色猫
積もりゆく優しい雪に埋もれゆく眠るわたしに春はいらない
28
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田中ましろ
明日ってやつを追いかけ続けては0時でいつも突き放される
14
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田中ましろ
小説の最初のページを破られて世界はわからないことばかり
17
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まつり
真夜中の鏡に映る影と目が合うそのときに実存を問う
4
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芳立
まつに積む雪を紛ふや便りにはまだしき梅ぞをちこちに咲く
6
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舞
天の原月の小舟の渡し守乗せて伝えよひとつ言の葉
16
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たかなしゆり
先生もKもエリスも髪を抜く老婆もあの日教室にいた
11
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たかなしゆり
東京を都会と一蹴する人は多分私の町を知らない
4
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芳立
わがごとく迷ひ巡れりひさかたの天の人しもこの六つの世を
7
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詠み人知らず
橋げたは辛そうだよね水に立ち 藻にからまれて ひたすら支え
17
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恣翁
蓮華だに いづれ儚き根無し草 などて 色香の保たらましを
21
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矢車菊
花びらも 涙も 雪も ひとつずつ ひとひらずつが 歌になります
20
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矢車菊
ガラス越しそっと見つめているぼくをあなたは永久に知らなくていい
15
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