団右衛門のお気に入りの歌一覧
へし切
雪とけて流れはやみて荒川の土手の草木も芽吹く春の音
28
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コーヤ
物忘れ互いに多くなりし日々「あれ」「これ」で繋ぐ二人の会話
18
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詠み人知らず
マジックで名前を書いた筆箱を 捨てられないで いつも見ている
17
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紫苑
虹をともす。はつかに兆すたゆみとも、ふたたび紡ぐ冬の叙情詩
11
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桐生賄
虐められ 親に言わずに 耐えてきた あの日の私 よく頑張ったね
16
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桐生賄
雪が降り 人影の無い 墓参り 新雪を行く 足跡二つ
16
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桐生賄
思い出を三十一字に 綴ろうか 思い出ならば 消えはしないよ
16
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舞
君の名を夢にや問わん黒髪の追憶のなか美しきひと
15
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林林
降り立ったホームに拍手と花束が車掌さん今日最終乗務
22
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野々花
菜の花が咲いたと告げるラジオから流れる歌が耳に優しい・・・・
18
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雪柊
我が膝で読み聞かせたる物語幾年先の君の糧たれ
53
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なつを
伸ばしても貴方に届かぬ指先の爪に深紅のほのおを点す
32
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なつを
バスを待つ無口な列に音もなく降る雪積もる仕事始めに
20
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林林
七草のすずしろの葉は窓辺にて喜怒哀楽を共にした仲
22
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雪柊
若き日に置いた竹刀を忘れ得ず再び学ぶと誓う新春
19
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どるちぇ
短夜に月下美人は咲きにけり 痛い 恋しい 嫌い 逢いたい
32
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恣翁
この暮れに 我が家訪ふ徒と杯交はす 落魄れたるはお互いさまぞ
22
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詠み人知らず
亡き母の文庫本読み気に掛かる 何を想うや折り目のページ
185
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へし切
あたたかな冬の陽ざしに群れ鴨のあそぶ水面に波の輪たてり
25
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林林
子の足がひやっと急に吾が足にもぐり込み来る冬布団かな
18
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