よもぎのお気に入りの歌一覧
風花
四分音符符頭のように木に並び 歌も唄わず身を寄す雀
17
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栞
知らぬ間に早足になる帰り道 闇と孤独に追いかけられて
17
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松本直哉
時間割つきあはせつつ逢引の手はずととのへ履修登録
4
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松本直哉
ひらかたのもみぢひとひらひらひらと落ちてわが恋ゆくかたのなき
5
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紫苑
まなうらに揺れゐる薔薇のいろ冴えてティル・ナ・ノーグへつづく雨音
19
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只野ハル
アニメ見る秋の夜長の寝床にてタブレット持つ腕が強張る
13
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秋日好
花の名を冠するひとの歌の影ほんのり芳香くゆるとぞみる
12
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みやこうまし
我が歌風幾首詠んでも定まらぬ三十一文字の三十一文字よ
15
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へし切
満つ月の欠くるさだめと眺むれば浮世のことも夢のまた夢
36
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あまおう
恋人が いないカードを 切りました 今度はきみの ターンですから
26
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栞
二十年前の初恋夢に見た 今日は素直になろうと決める
7
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秋日好
実力で代表作を変えられぬ無能な我にうたのわの愛
12
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舞
抱かれる夢にときめく乙女子の身の現には花盛りふる
8
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みやこうまし
夕暮れのすみれの花の物憂げな紫煙に翳る亡き友の影
16
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恣翁
嬲るがに吹く春風に 露零す牡丹ぞ 婀娜な姿態晒せる
26
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只野ハル
空の青降砂に白く閉ざされて彩度なきまま明度失う
3
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紫苑
春闌けてゆく日だまりに君子蘭の花茎ふとく咲きつのりけり
23
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あまおう
片恋いが跡形もなく散ったのに葉桜なんぞ未練がましい
34
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横雲
絶え間なく老いらくの身に舞ひかかる桜花びら道まがふほど
7
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凜
乱れ咲く桜の花の吹雪には散りゆく恋のあとはなくても
9
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