inosannのお気に入りの歌一覧
へし切
野分だつ風に揺れつつ秋桜の花咲き撓ふ繁き恋はも
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滝川昌之
名のみ冬 霜も降ろさずゆく季節(とき)に早や起こされた辛夷の花芽
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滝川昌之
あと何度逢えるだろうかと東風に問う春待ち顔の梅の古木は
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名鈴
鄙離る 泥土の茅原に 大城の 幻を見しか 家康決す
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横井 信
水もまだ冷たき川のせせらぎに流した愚痴も知らぬ青鷺
16
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夢士
走り去る深夜のバスの客一人歌詠み歩く吾もまた一人
13
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ななかまど
春節の雨が枯野をぬらすとき昭和の冬に戻りたくなる
14
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夢士
鵯の来て万両残し千両の赤き実食らふ冬枯れの庭
18
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灰色猫
もこもこの冬毛ふるわせ水辺にて福良雀は身を清めおり
23
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KEN
重き闇 冬のさくらは押し上げて 千手菩薩の如く我觀る
12
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滝川昌之
妻は子のファーストシューズをとっていて時々記憶で歩かせている
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コタロー
裸木の下に積もりしカサカサの葉つぱを見つつ着ぶくれてゐる
15
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横井 信
雨音にめぐる言葉は言いすぎた昨夜の声が冷たく響く
16
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へし切
冬なれば ハットを被りダンディーに 老いをお洒落に 老いを楽しく
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朔夜
マイページ開きかつがつ五七五寢床の傑作朝には忘る
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ながさき
法華経の 経文だにも 観る人の 境涯うつす 鏡となりぬ
13
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ななかまど
ねずみの子賀状となりて華やぐもこれが最後と手書きの寂し
15
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夢士
東にオレンジの月ぬっと出で睦月の空に駆け上がり行く
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KEN
ななかまど いつつぶむつぶ 噛み碎き 街で野猿は ちひさくまろむ
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滝川昌之
まだやっと成人式は登山口 難所急所はその先にある
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